Notepad2 / Notepad2-mod /metapath / Notepad3 日本語化パッチソフトウエア by まぼろし - 2018年7月6日2023年5月30日0 Notepad2/Notepad3の日本語化パッチを作り、後継ソフトでは公式に多言語化されています。Notepad2は、メモ帳を文字通り置き換える、軽快テキストエディタで機能も充実しています。20言語ほどの基本的なプログラミング言語ハイライト、多様な文字コードの対応、簡易正規表現、多様な文字列変換処理があり矩形選択(箱型、Alt押し)でも処理できる。専用の軽快エクスプローラmetapathもあり。2004年から開発が開始され2012年に停止している。レジストリは使いません。軽快ということでタブ、ウインドウの分割は実装されない。初期状態でメモリ使用量3MB台とか(後継ソフトでも大差ない)。Notepad2-modが開発を引き継ぎ、2017年5月が現時点の最新版(開発停止)。初代がオープンソースなので引き継ぎ開発されたもの。HTML/CSSなど新しい予約語の追加、新しくMarkdown/CoffeeScript/Ruby/AutoHotkey/bashなど15言語ほどの構文ハイライトが追加。コードの折りたたみ、ブックマーク(行しおり)に対応。同じ文書内の単語の2度目の入力で、単語補完。検索時など、一致文字列をハイライトする単語マーカー。Windows 2000対応版あり。その後、Notepad3が登場。JSON/Go/MATLABなど10言語以下の構文ハイライトが追加。鬼車 (前は鬼雲)の強力な正規表現の採用。アイコンが刷新され高解像度にも対応。文書内URLのリンク。カーソル位置・ブックマーク・文字コードを、ファイルごとに記憶。DirectWriteでのフォント描画にも対応。ファイル群検索の grepWin の統合とダークモード対応。テキストエディタとして痒い所に手が届く。いずれもインストーラ版でインストールすれば、システムファイルはそのままでメモ帳の呼び出しを置き換える。また、Notepad2-modを継承したzufuliu版Notepad2が意欲的に開発されており、括弧/インデントの自動補完、プログラミング言語の予約語も単語補完、各種変換機能、文字コード検出改善、、LaTeX入力方式の採用、プログラムエディタとして痒い所に手が届く系(ゆえに以下機能はない:鬼雲、ファイルごとに記憶など)。Notepad3とzufuliu版Notepad2の両方が、DirectWrite によるフォント描画と、トゥルーインライン入力に対応。2019年には改行コード一貫性検出、検索窓透明化などお互いに同期しながら、一部機能は独自に進行形で開発されている。目次日本語化パッチNotepad2Notepad2-modmetapathNotepad3Notepad2 (zufuliu)これまでの日本語化パッチ短縮日本語化パッチおすすめはNotepad3。バリバリコードを書くならNotepad2 zufuliu版も痒いところに手が届く。Windows XPではNotepad3でなくzufuliu版。Windows 2000ではmodかzufuliu版を手動でコンパイル。なにか使い続ける理由があるなら初代のNotepad2です。Zip版もあるのでインストールせずとも試せます。開くためのテキストファイルをコピーしたり安全なファイルで試してください。プログラム本体はこの記事の目次から公式サイトへと辿ってください。誤訳・ミスなどありましたらブログのコメント欄で教えてください。Notepad2 zufuliu版 日本語環境用設定ファイル 更新日2020/09/18。2020年、公式の正式版 r3118以降、私の日本語化が組み込まれています(パッチなしで日本語化されます)。新たに全角半角・ひらがなカタカナ変換機能もあります!Notepad3 / Minipath 設定ファイル 更新日2022/03/31。このソフト自体が多言語化し日本語化パッチが不要となった2018年開発版以降の、設定ファイルの日本語用設定。カラーテーマを私が作成し公開しました。以下は古いNotepad2とmod。Notepad2 / Notepad2-mod / metapath 日本語化パッチ 調整2019年11月16日(新訳2018年8月21日公開)。 開発停止の本家Notepad2系。その次Notepad2-modから、単語の補完機能がついたんですけど、日本語では変換候補が長くなる問題があります。Notepad2テキストエディタ用のScintilla(シンティラ)ベースのメモ帳置き換え版、超軽快テキストエディタ。基本的なプログラミング言語のハイライト、多様な文字コード対応、簡易正規表現。多様な文字列変換処理。専用の軽快エクスプローラの用意もあり。オープンソース。プログラミング言語ごとにフォント設定ができます。Notepad2公式サイト最新バージョン 4.2.25, 2011年5月11日 (2012年のベータ版もあり)対応OS Windows 2000/XP/Vista/7/8/10, 32/64-bitUTF-8を含む様々な文字エンコードに対応対応するシンタックス・ハイライトHTML, XML, Perl, CSS, JavaScript, VBScript, ASP (JS, VBS)C/C++, C#, Resource Script, Makefiles, Java, Visual Basic, Pascal, アセンブリ, PowerShellPerl, Python, Apache Config, SQLバッチ(.bat)、設定ファイル(.ini、regなど)、Diffファイル括弧にマッチして強調表示配色の標準設定2配色の標準設定は2つ設定できショートカットでも切り替えられる。逆にテーマの切り替えはない。ただ配色設定の保存はできるので、テーマ風に保存・読み込みはそれなりに簡単にできる。基本的な正規表現シンティラに実装された行ごとの置換が使える。これは繰り返しの記法{n}は使えない。クリアータイプ公式サイトでクリアータイプ対応と書いてある。FAQ6参照。配色の設定画面で、font:メイリオ; size:9; smoothing: cleartype; としてやればいい。ただ、ソフトウェア個別でやるよりは、Windowsのクリアータイプ設定やシステム側で設定した方が良い。Windows 10 の 2017年のアップデートから、Windowsで設定しただけでもかなり綺麗な様子。Windows 10 Creators UpdateでTrueTypeフォントが綺麗にを見ると、ギザギザ感が完全になくなった感じがあります。それ以前のOSでは、MacTypeという設定ソフトでギザギザはなくなります(当ブログの以前の記事)。メモ帳の置き換えC:\Windows\ のシステムフォルダに直接つっこむ方法が紹介されていたりしますが、最近のWindowsでは警告が出ると思います。またWindowsのメモ帳に復元されてしまう可能性がある。 Notepad2のインストーラでは、最初の「OK」を押すと、インストールされメモ帳(notepad.exe)の起動も置き換えます。システムファイルnotepad.exeはそのままです。 Notepad2-modからは、インストール後に再びインストーラを実行すると、メモ帳を復元する(Restore Windows Notepad)選択肢も選べるようになります。Notepad2/2-mod/3のいずれもインストーラ版でインストールすれば、システムフォルダではなく、ちゃんとC:\Program Filesにインストールして、メモ帳の呼び出しをNotepad2に置き換えるようにして、ジャンプリストも使えるようにしてくれます。2-mod/3は同じインストール画面となりますが、Windowsのメモ帳の復元(Restore Windows Notepad)という選択肢も出ます。手動でやる方法は以下があります。レジストリを書き換える。Windows 7 からはジャンプリストを使うこともできる。1を説明すると、C:\Program Files\Notepad2 に Notepad2.exe を置いた場合以下のようにレジストリをいじる(以下を.regとして保存する)。(動作確認はしていないです)Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options\notepad.exe] "Debugger"="\"C:\\Program Files\\Notepad2\\Notepad2.exe\" /z" 元に戻すには、指定をブランクにする。"Debugger"=- WEB検索文字列の選択状態でショートカットの Ctrl + Sfift +1か2 を押すとブラウザを開いて検索します。Notepad2.iniに記述した、以下の設定に対応します。例では、1でGoogle、2で英語辞書です。[Settings2] WebTemplate1=https://google.com/search?q=%s WebTemplate2=https://eow.alc.co.jp/search?q=%s ステータスバーステータスバーのダブルクリックで、以下の切り替え・機能が使えます。文字コード改行コード入力モード文書の種類指定行へジャンプ (Notepad3)標準配色1/2の切り替え (Notepad3)ほか/b の引数で、Notepad2でクリップボード履歴を取ります。ショートカットを作成して、そのショートカットの「プロパティ」の「リンク先」に「 /b」(最初に半角空白あり)を足すと起動しやすいです。選択状態で置換を開く。文字列を選択状態にしたまま、置換を開くと、検索文字列に選択文字列がセットされているので、地味に便利です。タイムスタンプの更新機能 があるけれど、公式サイトの書式では動かず、くくりが不要でした。右項は、年月日時分秒はそれぞれ、%Y%m%d%H%M%S です。「Date: 」(半角空白あり)の後にスラッシュ区切りの日付と時刻を挿入した場合は、以下の設定になります。年月日区切りでは、「19:25 2018年7月10日」のように挿入され、漢字が対象ではないのかこれには合致させられなかった。[Settings2] TimeStamp=Date: \d\d:\d\d 20\d\d/[01]\d/[0-3]\d | Date: %H:%M %Y/%m/%d Notepad2-mod初代がオープンソースなので引継ぎ開発(そして開発停止)。新しいHTML/CSS/Javascriptなどの予約語の追加、Markdownなどの15言語のほど構文ハイライトが追加。コードの折りたたみ、ブックマークに対応。同じ文書内の単語の2度目の入力で、単語補完。一致文字列をハイライトする単語マーカー。一部アイコンが綺麗に。Notepad2-mod公式サイト対応OS Windows XP/Vista/7/8/10 32/64bit Windows2000(古いバージョンで)バージョン 4.2.25.998, 2017年8月6日Windows 2000対応版 4.2.25.856, 2013年7月20日追加されたシンタックス・ハイライトHTML、CSS、Javascriptなどの新しい予約語も追加AutoHotkey (AHK), AutoIt3, AviSynth, Shell Script(bash), CMake, CoffeeScript, Inno Setup,LaTeX, Lua, Markdown, NSIS, Ruby, Tcl, YAML / VHDL scripts.NFO/ANSI art の表示の改善 – こういうやつですね。ASCII Artwork: .NFO Files。フォントは Lucida ConsoleかConsolas に。 上記サイトの2000ad.nfoを表示。上が2、下が2-mod。コード折りたたみコードを折りたたむ/展開。Alt+矢印で折りたたみ位置を移動。行番号の箇所の余白が少し増え、折りたたみがここに入るようになった。ブックマークしおり – Ctrl + F2 で行を記憶、F2で順にその行へと、カーソルを移動。単語補完文書内の単語に一致する文字列を入力していく途中で入力補完されます。(要設定)ただ日本語の文章もマッチするので、修正するよう報告をしようかと考え中。単語出現マーカー検索ヒット、あるいは選択状態の文字列に一致する文書全体の文字列をハイライト。(要設定)検索/置換正規表現などの簡易ヘルプの追加。これは慣れないうちなんか利便性が非常にいい。ワイルドカード追加。ほか機能のベースとなっているシンティラをバージョン3後半まで更新ツールバーに、「ファイルを実行」、「コード折りたたみ」が追加metapathNotepad2公式サイトのProject Archiveバージョン 4.0.13, 2011年 さらに新しいベータ版ではNotepad2-modのほうで動かない感じ。metapath は、Notepad2系に合わせたエクスプローラ風のもので、小型にでき、一覧のファイルを好きなプログラム専用として開くことができる。なのでmetapathに表示されたファイルをクリックすれば、Notepad2で開くことができる。アイコンがXP以前の非常に古い感じなので、Metapath Winstripe style Toolbarを使うと、XP風になります。注意 初期設定ではファイルの削除でごみ箱を通さないので、通すように最初に設定すること。慣れていないときに特に注意です。右クリックで設定を保存するか、F7で設定が保存される。一度保存されると今度からは自動で設定を保存するようになるし、保存しなければ、ずっと設定ファイルは作成されない(これはNotepad2系共通の仕様)。Notepad3Notepad3 解説も参照。Notepad3が登場。アイデア満載で開発されている様子。JSONなどの7言語ほどの構文ハイライトが追加。鬼雲 の強力な正規表現の採用。アイコンが刷新され高解像度にも対応。文書内URLのリンク。ファイルごとにカーソル位置・ブックマーク・文字コードを記憶。metapathもMiniPathに更新。メニューでは、Altキーからのショートカットの変更はそこそこある。JSONなど追加の構文ハイライト。正規表現が鬼雲(Onigmo)に対応。標準のフォント設定でも文字化けがなくなった気が。Notepad3公式サイト対応OS Windows 7/8系/10, 32/64 bitバージョン 5.21.1109.1, 2021年11月2017年までのXP対応版は、現在ダウンロードできない様子。さらに追加された構文ハイライトAwk, D Script, Go Script, JSON, MATLAB, Nim, R-S-S (R言語?), レジストリ( .reg これまで設定ファイルの構文で対応)鬼雲の正規表現正規表現のエンジンが Scintilla から 鬼車(Oniguruma)に代わり、行単位のマッチとされていた制限がなくなり、基本的な繰り返しを表す{n}も使えるようになりました。{2} – 直前の指定を2回繰り返す。{2,} – 直前の指定を2回以上繰り返す。{2,5} – 直前の指定を2回以上5回まで繰り返す。oniguruma/doc/RE.ja 鬼車の正規表現の説明書単語一望モード 単語マーカーがヒットしている行以外を折りたたみ機能で折りたたむ。文字コードとカーソル位置の保存これは便利。開いたファイルごとに記憶されている。文字コードとカーソル位置、あとブックマーク(行しおり)も。DirectWriteによるフォントレンダリングNotepad2ではクリアータイプの指定ができ、Notepad3では、何も指定しなくても最初からクリアータイプが有効の様子。いろいろ試してみたけど、設定ファイルNotepad3.iniに以下の設定をすると、DirectWriteがオンになるけれど、クリアータイプより綺麗に見えるかどうかは、フォント次第という感じでした。[Settings2] SciDirectWriteTech=1 SciFontQuality=3 ほかファイル群検索の grepWin の統合。文書内URLのリンク。これは、file://の場合、Alt+クリックでエディタで開く、Ctrlでブラウザで開く。(動作未確認)テキスト文書の暗号化対応。単語ナビゲーション カーソルが単語を移動する時、より広く移動できるようにも設定できます。シンティラバージョン4に更新。シンティラ 4.2、4.3 と IME の挙動が改良されていっているので大事です。Docなんとかという機能が初期バージョンとして実装されたが、良く分からない。読書モード??Notepad2 zufuliuNotepad2-modを継承したzufuliu版Notepad2が急速に開発されており、括弧/インデントの自動補完、プログラミング言語の予約語も単語補完、各種変換機能、文字コード検出改善、プログラムエディタとして痒い所に手が届く系(ゆえに以下機能はない:鬼雲、ファイルごとに記憶など)。metapathも付属で、更新までされている。公式サイト:ダウンロード場所対応OS Windows XP/Vista/7/8/10 32/64bit / ARM版バージョン 4.22.11r4478, 2022年11月2017年のv4.2.25r1096にて2000の対応を削除とされた。以前は、Windows 2000 には手動でコンパイルせよと書いてあったが今はない様子。Notepad2zとでも呼ぼうか。これは遂に予約語の単語補完を完備。(その後、Notepad3も搭載) Fを押すと候補が出ますね。 function を選ぶとここまで出ます。 改行すると設定した個数分でインデントが入っています。 改行だけで適切にインデントされています。シンティラのバージョン4以降(今は5)に更新。zufuliu版に追加構文ハイライト: Scala, Vim, Lisp, Android Smali, F#などなど。100言語以上。かなり多いので一覧はここ。逆にNotepad2-modと比べてなくなったハイライト: Markdown配色設定のリソースがなくなったので、ここが日本語化できなくなりました。選択範囲を括弧で囲むような機能も追加されました。詳細これまでの日本語化パッチ最初に登場したNotepad2のnyancoloさん(リンク切れ、2015年初頭まで存在)による日本語化パッチは、CC-BY-NC3.0のライセンス、非商用利用を可とし、著作者を明記すれば改変は自由としています。これをベースとして継承し最初に日本語化パッチを作りました。まあ、しかし再翻訳して新訳版に更新しました。次にDonkichirouさんによるNotepad2の日本語化パッチが公開されています。ライセンス不明です。nyancoloさんのパッチの注釈UTF-8 with Signature が UTF-8N と訳されており、この8N表記は日本語圏でのみの慣例で、一般におそらく正確にはBOMなしを指すが、この翻訳のようにBOMありとも解釈されており、曖昧なのでこの用語を使わないようにします。